経営標語解説

現在電柱広告に掲載中の経営標語について解説します。

企業の 倒産防止と組織強化は 私たちの使命

2022.5.11

「世の中に簿記・会計を識らない経営者は多い。私たちは、世の中から簿記・会計オンチを無くし、強い財務経営力を持つ企業づくり支援を通じて、企業の倒産防止と組織強化に貢献する」と。

中小企業の経営者で簿記会計に強い人は少ないですね!簿記と会計は同じものではありません。「簿記は処理のルール、会計は表示方法のルール」です。

ルールですから一度覚えれば一生ものです。できれば月1回、私たちと月次決算書を見ながら細かく分析していくと分かるようになります。3年もやれば金融機関に社長一人で出向いて決算説明ができるようになるでしょう!そういう経営者の元には金融機関から、いい取引情報も貰えるようになりますよ、きっと。

組織強化についてはBSCの箇所で!



なぜだろう 利益は出たのに 金がない

2022.5.11

この標語(実は川柳)はあまりにも有名で「詠み人知らず(作者不明)」のものですね。

「利益=売上-経費」。利益は単なる計算上の差額、手許の金(カネ)は真実ですね。正確には「期末貸借対照表上の各金額ー期首貸借対照表上の各金額で利益の行方」が説明できます。

「一般的に利益は、借金の元金返済に充てたり、新規の設備投資の自己資金として使っていたり、在庫投資に廻したり、未回収の売掛金として残っているケースが多く、いつでも使える手許現金として残っているケースは少ないですね。」

これを改善して手許現金を増やすには、目標利益を策定する資金運用計画で手許現金増加計画を立て、計画をモノサシに毎月の現金増加状況を確認し計画値に近づけていくことですね!